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美容師求人に『共感』で成功する文章のコツ

公開日
writer:Mariko Matsumoto

「共感」をベースに働きたいサロンを探せる求人サイトSALONAG。
まずは、お店の雰囲気や方針が伝わる文章・写真が必要となります。しかし、サロンワークのかたわら自分のお店を文章で表現するというのはなかなか難しい作業。そこで、普段弊社ライターが文章作成の際に心がけているコツをお伝えします!
ぜひ魅力的なページ作りにお役立て下さい。

1 ページを作り込むメリット

SALONAGで求人記事を出す場合、重要なのは「どんなお店なのか」を文章で的確に伝えるということです。
当サイトは条件・待遇面を中心に訴えかけるより「どんな人たちが、どんな風に働いているのか?」を伝えてお店とスタッフのマッチングを向上させるというコンセプトのため、上位に表示されるのはしっかり内容を書き込んであるお店が中心となっています。

SALONAGスタッフが記事の作成を行う場合、「サロンページ」の「どんな美容室ですか?」にはお客様向けの取り組みや教育指針を、各求人記事の「入社後のサロンワーク」には週に何度練習会を行うか、どんなステップアップが可能かといった具体的な働き方を掲載するよう書き分けています。

2 魅力が伝わるサロン紹介文とは?

当サイトにおける魅力的な紹介文とは一体どのようなものなのでしょうか?日頃の取材経験から書き方のコツをお伝えいたします。
まず、魅力的なサロンには中心となる軸やストーリー性のあることが多いです。以下、3つの例を挙げてみます。

例1 失敗から立ち上がったストーリー

何となく独立を思い描いており、タイミングが良かったので出店したが、十分な知識・経験がなかったため失敗。閉店寸前になって様々な勉強を重ね、現在は経営も教育もうまくいっている。

例2 ものづくりという軸のあるサロン

カット技術が高く、難しい髪質のお客様にも満足してもらっている。ものづくりが好きなスタッフが集い、サロンワークだけでなくクリエイティブな取り組みも行っている。

例3 おもてなしという軸のあるサロン

技術以外におもてなしを大切にしており、お客様に細やかなサービスを実施。人の笑顔を見るために頑張るスタッフが揃っているため、内外問わず笑顔の絶えないお店作りを行っている。

1は、過去の経験を糧にされているお店の場合。「こういうことがあったから、こうなった」というストーリーは非常に説得力があり、共感しやすくなります。
2・3は特徴的な軸を持っている場合です。「これがあるから、こんな人がいて、こうなった」と説明づけられるため、個性の合う人へ訴えかけやすくなります。

3 サロンのアピールポイントを抽出する

先ほどの例のように、「うちのサロンってこんなことあったな」「うちのウリと言えばこれ」といったアピールポイントがあると、グッと文章を作りやすくなります。ポイントが見つかった=ゴールを設定できたという状態です。

中には、「縮毛矯正がすごく得意だけど、接客が適当なわけではない」「おもてなしに力を入れているけど、技術も常に磨いている」という場合もあると思います。
そういう場合は「どんな美容室ですか?」に一番個性を出せる得意分野をしっかり記載し、求人記事の方で2番目のポイントを伝えるというのも一つのやり方です。

一番避けて頂きたいのは、ポイントを絞り込めず、何を伝えたいかがあやふやになってしまうことです。以下の例を見比べて頂きたいと思います。

例1

特殊な薬液を使用した縮毛矯正が人気で、デザインというより髪質の向上に特化しています。その分定期的に必ず通って来られるお客様がおり、高単価ながらご満足頂けています。

例2

わきあいあいとしたアットホームな雰囲気で、幅広い層のお客様にご来店頂いています。縮毛矯正を中心に、技術はどれも得意としているのでしっかりお教えいたします。

どちらもポイントは「縮毛矯正」ですが、1と2では情報量も伝わり方も大きく違います。
1ではポイントを絞り込み、詳しい説明を添えています。
2のようにブツ切りの情報や表面的なワードのみだと、漠然とした印象をまねいてしまいます。

4 具体例をつなげていく

抽出されたポイントが「木の幹」だとすると、そのために行っている具体的な取り組みは「枝」や「葉」のようなイメージです。細かなことでもいいので具体例を繋げていくことで、よりリアリティのある内容に仕上がります。

最初に出てきた「おもてなしサロン」を例に取り、枝葉をつけていってみましょう。

「おもてなしサロン」の文章を仕上げた例
「木の幹」部分

技術以外におもてなしを大切にしており、お客様に細やかなサービスを実施。人の笑顔を見るために頑張るスタッフが揃っているため、内外問わず笑顔の絶えないお店作りを行っている。

「枝葉」部分

具体的には、ご来店2回目以上のお客様には手作りのメッセージカードをご用意したり、座席でくつろげるようクッション・ルームシューズの貸し出しをしている。
スタッフ同士も笑顔でいられるよう、何か問題があれば終礼で必ず報告し合い、立場に関わらず意見を出し合ってその日のうちに解決する。

今回広げたのは「細やかなサービス」「内外問わず笑顔の絶えないお店づくり」というセンテンスです。それぞれ、十分お店を表しているように見えますが、実はまだ掘り下げる余地のある言葉です。

「細やか」ってどんな風に?
「内外問わず」ってどういう意味?

当たり前に行っている取り組みはなかなか客観視できないこともあります。お店のコンセプトをより伝えやすくするため、思いついたセンテンスを分解し切れているか確認し、お店の取り組みを振り返ってみましょう。

5 アピールポイントも具体例も思いつかない場合

中には、「どこがアピールポイントかわからない」「普通のことをしているだけです」とおっしゃるサロン様もあります。特に、小規模で経営されている個人店の方に多い印象です。しかし取材を行っている感想としては、どんなお店も「無個性」ということはありません。

  • 人手が必要なほど、お店にお客様が来られるのはなぜでしょう?
  • お客様が求めているのは技術力でしょうか?サービスでしょうか?それともオーナーさんやスタッフの雰囲気でしょうか?
  • 当たり前のように行っている挨拶やシャンプーはどのようなものですか?

お店の売りをどこに持ってくるかは求人広告のみならず集客や経営そのものにも関わってくる問題なので、紙に書き出すなどしてじっくり考える時間を持ってみるのもいいかもしれません。

あるいは、既にSALONAGにご掲載されているサロン様の記事を見て頂き、「この考え方はわからない」「うちはこれに近いかも」など、消去法や比較を行うことで見えてくる可能性もあります。

SALONAGではお店のアピールポイントを抽出し、伝わりやすく文章を作成する取材プランもご用意していますので、必要があればご検討下さい。

まとめ

美容室の数が増加の一途を辿り、美容学校の新卒生が減りゆく中、求人活動をするにあたって「サロンにどんな魅力があるか」「そこで働くことでどんな美容師を目指せるのか」という部分に職場としてのサロンの価値がシフトしていくと私たちは考えています。

サロンの魅力を客観的に説明するのは、まるで多くの人の前で突然自己紹介をするようなものです。自分についてわかりやすく伝えるのは日頃から常に考えていないと難しいことかもしれませんが、改めて立ち返る時間を持てばきっと見つかるはずです。

SALONAGを通してサロン様の多様な個性を伝え、良いマッチングに繋がることをお祈りしています。


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